同じ火葬式(直送)だけでもお住まいの場所よって火葬料金に大きな違いがあります。

ここでは簡単な比較例としてコロナ禍で多くなっている「火葬式(直送)」を例に解説したいと思います。
皆さんが良くご存知の火葬場(斎場)には民間の会社が運営する火葬場(斎場)と行政が運営する火葬場(斎場)の2つがある事をご存じないと思います。
前者は民間の会社会社が運営してますので行政が運営する火葬場(斎場)よりも施設設備などが充実している点がメリットですが、デメリットとしては火葬料金(使用料)が行政運営の公営斎場(火葬場)よりも高額になっる点です。
それに比べ行政が運営する火葬場(斎場)は前記の民間の会社が運営する火葬場(斎場)よりのメリットは火葬料金(使用料)が民間の火葬場(斎場)よりも遥かに安価な点です。デメリットは交通の便が悪い、民間に比べ施設が見劣りするなどの点です。

ただ、「行政が運営する斎場が近くにあるから大丈夫!」と思っていても「行政が運営する斎場=公営斎場」に火葬場が無く、火葬は別の地域の火葬場で執り行いケースもございます。例に上げれば、朝霞市の場合は朝霞市斎場には何故か火葬場は無く、火葬の場合は主に戸田市にある「戸田葬祭場」の火葬場にて火葬となります。戸田葬祭場は前記の通り民間会社が運営する火葬場(斎場)よりも高額となり朝霞市からの補助はあるますが、それでも「さいたま市、所沢市、富士見市、川越市」などの火葬場を持ってる地域の方よりも移動費用も含め高額になります。

■民間の火葬場(斎場)と公営の火葬場(斎場)の金額を比較
※朝霞市民の方と所沢市民の方を比較
・火葬料金
民間の火葬場(斎場)=107,500円(大人1体 最上等火葬炉)※戸田葬祭場
公営の火葬場(斎場)=5,000円円(大人1体 ※所沢市民料金)※所沢市斎場
※市民葬などの行政による補助金額を入れていません。
※待合室料金は含みません。

このように住んでる地域(住民票取得地域)で「火葬料金」「霊柩車、マイクロバス」などの移動費用を含め大きな差がでます。
葬儀の事前相談の際に、ご自分の地域だと何処の火葬場になるか?など事前に確認をしておくと思わぬ出費を防げます。

市民(区民)料金と市民(区民)外料金をご存知ですか?

火葬料金と(葬儀を行う)公営斎場使用料金には、一般的に「市民料金」「市外料金」が設定されており、老人ホームや病院、もしくは喪主の住んでいる地域(故人の住民票は他府県にある)で葬儀を行おうとした際に「市民料金」が適用されずに、数倍の金額が掛かってしまうというケースがあります。
費用は各地域でまちまちであるが、火葬料金は、市外料金だと、市民料金の4倍程度の費用がかかってしまう。たとえば、ある地域では、市民料金と比べ市民外料金は9万5千円高くなる場合もあります。
斎場使用料金は、公営斎場だと、市民料金が1万円~20万円、市外料金が3万9千円~50万円が相場。市民料金と比べ市民外料金は2~3倍程度の式場使用料が必要です。
民営斎場のを利用した場合、公営斎場を使った場合と比べて、1日あたり5万円以上高くなる場合もある。特に民営の斎場の中には、使用料が90万円という高額な場合もあり注意が必要です。
公営・民営の斎場のどちらを使うのか、また斎場の広さなどによっても価格は大きく変わる場合があり、「自宅から一番近い斎場」だけでなく、斎場の検討エリアを広げることで費用を下げることも可能です。